平成18年5月25日(木)午前10時より 903号法廷にて
第三回の公判が開かれました。
第三回公判(第一審)は、私の意見陳述と、重傷を負った有希の友人との二人での陳述となりました。
最初に、有希のお友達が意見陳述をしました。10分ほどの内容でしたが、目の前で事故の直前まで笑って話していた有希を失った悲しみを述べてくれました。
その後、私は何ヶ月もかかって作成した意見陳述書を読みあげました。
30分ほどの予定でしたが、40分ほどかかったと思います。読み始めは、有希の顔が頭に浮かび、涙声となり読めないかもしれないと思いました。
それでも、有希のために母親としての役割を全うしたいとの思いで、精神を保ちながら読み終えることが出来ました。
有希や長女や三女の母親友達や、私たちの親戚、友人知人など、多くの方で傍聴席が埋まり、結局席が足りずに、傍聴する事が出来ない方もいらっしゃいました。
せっかく足を運んでくださった方が、傍聴できず、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
傍聴席には、地検での取調べに当たってくれた副検事の方も座っていてくださいました。副検事さんは、私たち遺族の言葉に耳を傾けてくる、心温かい方でした。
傍聴席に集まった、生前の有希を知る多くの方々の心に支えられ、意見陳述書を読み終えることができましたが、閉廷の声とともに、激しく泣き崩れてしまいました。
自分でも驚くほど泣けました。しかし、一方では、傍聴してくださった方に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
ただでさえ、ストレスがかかってしまう裁判傍聴という、日常とはかけ離れた場所に出向いてくださり、なおかつ私が取り乱してしまった事で、より心労をおかけしたのではないかと思ったのです。
それでも、みなが私を励ましてくださいました。
多くの方がたの、心の温かさに、深く感謝しています。
傍聴していただいた方々、また心傾けていただいた方々にこの場を借りて感謝申し上げます。ありがとうございました。
検察の求刑は、禁固四年でした。
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